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コラム............................1 コンサルタント 大谷
ISOの活動は”良い加減に”
「次回まで、文書(記録)を作成しておいて下さい。」という約束が、守ってもらえないということは良くあることです。全くやっていないこともありますが、ある程度出来ている。もう少し直したい。という状態で止まっている場合も多くみられます。コンサルの立場から見ると、「完璧なものを仕上げたい。」という担当者の気持ちもわかります。しかし、よい意味で”いい加減(良い加減)”になってもらいたいと思います。ISOの審査とは、”完璧なシステムかどうか”を判定するものではありません。”改善を進めている途中の状態”を確認する機会なので、”とりあえず作ってみた”もので十分なのです。ISOは継続的改善のためのしくみです。つくり上げたしくみや文書・記録に納得がいかないなら、その部分を改善の種として直していけばいいのです。ISOの取得活動の中で、課題を担当するときには、重く受け止めることなく、「こんなものでいいかなぁ」という気持ちで”良い加減”に進めてみてください。
予防処置なんて当たり前
「予防処置の事例がありません。」と言われることは多いのですが、事例がないはずはありません。ただ、当たり前すぎて、これが予防処置だと気付いていないだけだと思います。「自社の会社の課題を克服するために品質目標達成活動を行なう」「電子入札、電子納品に対処するために、設備の導入や教育・訓練を行う」「アスベストが社会問題となり、現場で作業するために講習を受けておく」「法令の改正により、車両に”産業廃棄物運搬車”と表示する」これらは全て予防処置にあてはまるものです。予防処置の記録は、「当社は、今後の仕事に支障が出る恐れのあるリスクに対してあらかじめ対策をうっています」ということをアピールするために作成するものです。どんどん書いて、先を見越して実施した”良いこと”を記録に残しておきましょう。
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